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【読みもの】ドイツ式オーガニックな暮らし 第7回

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【会報誌よい日々とは】一覧ページの紹介文

ドイツ・フランクフルト在住
緒方-ヴェストベルグ 美樹さん

 オーガニックビューティアドバイザー。日本人で初・唯一のドイツ・レフォルムハウスアカデミー正式認定「ナチュラルコスメコンサルタント」を取得。著書に『ドイツ式オーガニックコスメのある生活』(BABジャパン)がある。
価格: 0円(税抜)
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※12,000円(税抜)未満の場合は別途送料がかかります

商品情報

商品特徴

寒くて長いドイツの冬の過ごし方
 秋の兆しが始まる9月頃から本格的に春が始まる4月まで、ドイツは1年の3分の2が冬です。この期間を元気に過ごすため、日常生活も夏とはうって変わります。

 咳気味だったり、風邪の予兆がある場合は、周囲に対して最大限の配慮をするのが、社会人としての常識と考えられています。例えばビジネスシーンで握手をするのは一般的ですが、風邪気味であれば、相手のために握手を控えたい旨を伝えるのがマナー。プライベートでは頻繁にハグをする慣習も風邪の時は別で、「残念だけど、今日はハグを控えるね」と柔らかく断りを入れます。手動がほとんどの電車のドアも開閉ボタンや取っ手は手の甲を使う、寒くない日でも手袋をして出掛けるなど、予防に余念がありません。

 それは理に適っている反面、握手やハグといった人と人をつなぎくつろいだ気分にさせるコミュニケーションまで奪ってしまうので、寒さが増すにつれ人との間にも距離が生じ、陰鬱な気分を助長しているように感じます。
人々を暖かくするクリスマスマーケット
 ドイツの伝統であるクリスマスマーケットが、旅行客だけでなくドイツ人からも長年愛され続けるのは、孤独に陥りがちな冬の街を明るく暖かい雰囲気に戻し、人々を再び結びつける力があるからだとも言えます。普段は仕事仲間での飲み会はほとんどないのですが、この時期になると、同僚同士、早めに仕事を終えてクリスマスマーケットへ繰り出し、グリューワイン(シナモン等の香辛料を加えたホットワイン)で身体を内側から温めながら、ほろ酔い加減でお喋りをして交流を楽しみます。週末は家族そろって出掛け、炭火焼きのソーセージ、キャラメルがけナッツ、チョコレートに包まれたイチゴやバナナを食べて楽しみます。食べ物だけでなく、おしゃれなキャンドルやインテリア用のクリスマスオーナメントの出店で、毎年気に入ったものを買い足していくのも楽しみです。

 ドイツでは、築100年以上という古い建物も多いため、新築のモダンなマンション以外は床暖房はあまり普及していないのですが、ほとんどの家は全室にヒーターを完備していて、家の中ではTシャツで過ごすことも可能です。それでも手足は冷えやすいので、クリスマスマーケットではハンドメイドの防寒グッズの出店も多く見られます。手首専用カバーや、指先部分だけが開いた腕全体を覆うカバー、額と耳を覆うバンダナなど、ユニークで工夫を凝らしたデザインのものもあり、贈り物に人気です。
免疫力アップ、ビタミンCやD、ミネラルの摂取も心がけて
 積極的に風邪予防に励むのもドイツ人の特徴です。免疫力をアップさせるため、クナイプ療法(※注)をベースとした温冷シャワーとサウナのコンビネーションケアを夏の終わりから定期的に取り入れたりするのも、その一つです。また、氷点下の真冬になっても家に籠るのではなく、新鮮な空気を取り入れることでからだが強くなると信じ、完全防寒で外を散歩します。

 食べ物はビタミンCをはじめ、亜鉛等のミネラルを含むものを積極的に摂取します。人参と生姜のスープや、パプリカやキャベツ、大豆やレンズ豆、かぼちゃの種等を使った料理も人気です。日照量が少ないため、冬になると必ず不足してしまうビタミンDは、食品から摂ることが特に難しいとされているのですが、最近はマッシュルームや魚がよいと言われ、それらを使ったレシピも増え始めています。

 寒くて長いドイツの冬を、さまざまに楽しみながら工夫をして、気持ちもからだも元気に生活することは、ドイツ人にとって毎年のチャレンジです。

※注:19世紀末にドイツ人司祭セバスチャン・クナイプが行った「水」を中心とする自然療法。

2018年11月1日

【読みもの】ドイツ式オーガニックな暮らし 第7回

  • #緒方-ヴェストベルグ 美樹
  • #オーガニック
【読みもの】ドイツ式オーガニックな暮らし 第7回

寒くて長いドイツの冬の過ごし方

  •  秋の兆しが始まる9月頃から本格的に春が始まる4月まで、ドイツは1年の3分の2が冬です。この期間を元気に過ごすため、日常生活も夏とはうって変わります。

     咳気味だったり、風邪の予兆がある場合は、周囲に対して最大限の配慮をするのが、社会人としての常識と考えられています。例えばビジネスシーンで握手をするのは一般的ですが、風邪気味であれば、相手のために握手を控えたい旨を伝えるのがマナー。プライベートでは頻繁にハグをする慣習も風邪の時は別で、「残念だけど、今日はハグを控えるね」と柔らかく断りを入れます。手動がほとんどの電車のドアも開閉ボタンや取っ手は手の甲を使う、寒くない日でも手袋をして出掛けるなど、予防に余念がありません。

     それは理に適っている反面、握手やハグといった人と人をつなぎくつろいだ気分にさせるコミュニケーションまで奪ってしまうので、寒さが増すにつれ人との間にも距離が生じ、陰鬱な気分を助長しているように感じます。

人々を暖かくするクリスマスマーケット

  •  ドイツの伝統であるクリスマスマーケットが、旅行客だけでなくドイツ人からも長年愛され続けるのは、孤独に陥りがちな冬の街を明るく暖かい雰囲気に戻し、人々を再び結びつける力があるからだとも言えます。普段は仕事仲間での飲み会はほとんどないのですが、この時期になると、同僚同士、早めに仕事を終えてクリスマスマーケットへ繰り出し、グリューワイン(シナモン等の香辛料を加えたホットワイン)で身体を内側から温めながら、ほろ酔い加減でお喋りをして交流を楽しみます。週末は家族そろって出掛け、炭火焼きのソーセージ、キャラメルがけナッツ、チョコレートに包まれたイチゴやバナナを食べて楽しみます。食べ物だけでなく、おしゃれなキャンドルやインテリア用のクリスマスオーナメントの出店で、毎年気に入ったものを買い足していくのも楽しみです。

     ドイツでは、築100年以上という古い建物も多いため、新築のモダンなマンション以外は床暖房はあまり普及していないのですが、ほとんどの家は全室にヒーターを完備していて、家の中ではTシャツで過ごすことも可能です。それでも手足は冷えやすいので、クリスマスマーケットではハンドメイドの防寒グッズの出店も多く見られます。手首専用カバーや、指先部分だけが開いた腕全体を覆うカバー、額と耳を覆うバンダナなど、ユニークで工夫を凝らしたデザインのものもあり、贈り物に人気です。

免疫力アップ、ビタミンCやD、ミネラルの摂取も心がけて

  •  積極的に風邪予防に励むのもドイツ人の特徴です。免疫力をアップさせるため、クナイプ療法(※注)をベースとした温冷シャワーとサウナのコンビネーションケアを夏の終わりから定期的に取り入れたりするのも、その一つです。また、氷点下の真冬になっても家に籠るのではなく、新鮮な空気を取り入れることでからだが強くなると信じ、完全防寒で外を散歩します。

     食べ物はビタミンCをはじめ、亜鉛等のミネラルを含むものを積極的に摂取します。人参と生姜のスープや、パプリカやキャベツ、大豆やレンズ豆、かぼちゃの種等を使った料理も人気です。日照量が少ないため、冬になると必ず不足してしまうビタミンDは、食品から摂ることが特に難しいとされているのですが、最近はマッシュルームや魚がよいと言われ、それらを使ったレシピも増え始めています。

     寒くて長いドイツの冬を、さまざまに楽しみながら工夫をして、気持ちもからだも元気に生活することは、ドイツ人にとって毎年のチャレンジです。

    ※注:19世紀末にドイツ人司祭セバスチャン・クナイプが行った「水」を中心とする自然療法。

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ドイツ・フランクフルト在住
緒方-ヴェストベルグ 美樹さん

 オーガニックビューティアドバイザー。日本人で初・唯一のドイツ・レフォルムハウスアカデミー正式認定「ナチュラルコスメコンサルタント」を取得。著書に『ドイツ式オーガニックコスメのある生活』(BABジャパン)がある。
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