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『フロー・エッセンス＋』20周年スペシャルメッセージ「生命の原風景とつながる」

『フロー・エッセンス＋』20周年スペシャルメッセージ「生命の原風景とつながる」
  • 『フロー・エッセンス＋』20周年スペシャルメッセージ「生命の原風景とつながる」
小西 美奈子（こにし・みなこ）
ランドスケープ・アーキテクト＆イラストレーター。東京農業大学造園科卒。
イギリス・ナショナルトラストの庭園で研修後、デンマークにて日本庭園作庭に参加。
帰国後、都市緑化の会社にて緑化デザインを企画。
2012年に独立。植物をベースにしたイラスト作画や、和の植物で個人やお店などの緑のスペースをクリエイトする仕事を中心に活動している。
http://www.power-of-plants.co.jp
20周年 スペシャルメッセージ
『フロー・エッセンス＋』が日本で販売を開始して20周年を迎えました。
スペシャルメッセージをご紹介します。

商品特徴

『フロー・エッセンス＋』20周年スペシャルメッセージ「生命の原風景とつながる」

『フロー・エッセンス＋』20周年スペシャルメッセージ「生命の原風景とつながる」
小西 美奈子（こにし・みなこ）
ランドスケープ・アーキテクト＆イラストレーター。東京農業大学造園科卒。
イギリス・ナショナルトラストの庭園で研修後、デンマークにて日本庭園作庭に参加。
帰国後、都市緑化の会社にて緑化デザインを企画。
2012年に独立。植物をベースにしたイラスト作画や、和の植物で個人やお店などの緑のスペースをクリエイトする仕事を中心に活動している。
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2021年6月1日

『フロー・エッセンス＋』20周年スペシャルメッセージ「生命の原風景とつながる」

20周年 スペシャルメッセージ
『フロー・エッセンス＋』が日本で販売を開始して20周年を迎えました。
スペシャルメッセージをご紹介します。

  • 生命の原風景とつながる
    ランドスケープ・アーキテクト 小西 美奈子



    • 　北米先住民、オジブア族が先祖代々受け継いできた、癒しの飲み物。それは北米のありふれた植物を煎じた素朴なお茶で、彼らの滅亡と共に昔話の中に消え去ったとしても不思議はなかったのですが、20世紀末、「フロー・エッセンス」として商品化されて以来、癒しを求める世界中の人々に飲まれるようになりました。　いにしえから現代まで、時空を越えて人々を癒している、このお茶の普遍性に私はたいへん興味を抱きました。いったいオジブア族はどうやってこのお茶を作り出すことが出来たのでしょう。私はランドスケープ・アーキテクトの視点から、この癒しのお茶のルーツを探ってみたいと思いました。


      　まず第一に注目したのは、オジブア族の暮らしていた土地です。彼らはカナダとアメリカの国境に位置する五大湖周辺で生活をしていました。ここは、日本の国土面積の倍を占める広大な湖水地域で、湖の周りには、何千もの湿地や沼地があり、砂丘、砂浜、針葉樹や広葉樹の森もあり、変化に富んだ多様な自然風景が見られます。今も150種以上の固有の魚や50種以上の在来植物の生態系が確認され、豊かな自然環境が保たれています。

      　「フロー・エッセンス」の原料となっているのは、いずれも北米大陸でよくみられる植物ですが、ケルプ（海藻・昆布）や、クレソンのように水中または湿地で生育する植物が含まれています。豊かな水環境に恵まれていたオジブア族は、カヌーを漕いで湖沼を進み、水辺の植物の特徴を熟知して、取り入れていたと思われます。

      　その他にアカニレの樹皮も使われています。きわめて多様な植物環境の中で暮らしていた彼らは、草花だけでなく、樹木に関する豊富な知識を備え、樹皮がもつ力を巧みに引き出す術も習得していたことが窺えます。


      　次に私が注目したのは、「自然と人間は一体である」という彼らの強い信念です。オジブア族の祈りには、「生命を授ける『グレート・スピリット（大いなる霊）』の声を、風や万物の中に聞き、木の葉や岩に秘められた教えを理解できますように」という一節があります。大自然に宿る霊の力や叡智の存在を尊び、人間も自然の一部であると信じていたことが窺えます。

      　土着の信仰や生活は、基盤となっている自然環境の豊かさに拠る所があります。豊かさとは、動植物などの生物が多様であり、それらの命を育む「水」が豊かであるということです。

      　植物と水のある風景は「生命」の象徴です。「フロー・エッセンス」のルーツとなっている、五大湖の自然の風景と共鳴することで、このお茶を飲む時の気持ちは深まり、その地が育んでいた「生命」につながっていきます。

      　風景は、視覚だけでなく、香りや味覚からもイメージすることができます。私が「フロー・エッセンス」に懐かしさを感じるのは、野生ゴボウの香りのせいかもしれません。湯気と共に立ち上る力強い大地の温もりに、母に抱かれたような安心感を覚えます。

      　自然が大きく失われた現代こそ、私たちの遺伝子に刻まれた原風景の記憶を呼び覚ましてくれるものが必要なのではないでしょうか。

      　かつて人間が大自然と一体となってたくましく暮らしていた、そんな景色を思い描きながら味わうと、このお茶の果たす役目が、深く静かに染み渡ってくるかもしれません。


      『フロー・エッセンス＋』20周年に寄せて

      　十年ひと昔、原稿が書かれてから時が経ち、温暖化が進み、自然の風景とのつながりも、優しさよりも厳しさで経験するようになりました。

      　これを受けて、私たちの体も野性を取り戻す必要があるように思います。美しいダイエットではなく、生命力を感じる健康が価値を持つようになりました。

      　そういう中で、この薬草茶はさらに輝きを持って来るように思います。


      ※世界では「フロー・エッセンス」という商品名で販売。『フロー・エッセンス＋』は日本オリジナルのハーブ処方です。
      ※原稿、写真は、バックナンバーより一部編集し、掲載させていただきました。


      フロー・エッセンス＋ リキッド
      フロー・エッセンス＋ ドライ

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小西 美奈子（こにし・みなこ）
ランドスケープ・アーキテクト＆イラストレーター。東京農業大学造園科卒。
イギリス・ナショナルトラストの庭園で研修後、デンマークにて日本庭園作庭に参加。
帰国後、都市緑化の会社にて緑化デザインを企画。
2012年に独立。植物をベースにしたイラスト作画や、和の植物で個人やお店などの緑のスペースをクリエイトする仕事を中心に活動している。
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