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健やか脳の作り方 トレーニング編その4
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2023年9月1日
生物が最も自分の力を発揮するのは、予測通りの結果が得られる「安定」と、予測と異なる結果が出る可能性がある「冒険」が半分半分に起こる時だといわれています。人間の脳も同様に考えられており、ただ同じことを繰り返すよりも時々小さな刺激を与えることで、脳への血流が増えたり記憶を司る海馬の神経が増えたりするという説が有力です。まだ明らかになっていない部分もありますが、脳のエネルギー源であるミトコンドリアや、新しい神経細胞を作る際に栄養となるたんぱく質が増えることが要因と考えられます。 普段の運動でこれを取り入れるには、自分が対応できる範囲で、やや高負荷となる動きを加えリズムを付けること。安定の中に冒険が生まれ、脳の血流量アップや脳神経の再生が期待できます。
おすすめの方法は、普段の散歩やウォーキングの間に、一段ペースを上げた早足を何度か加えること。といってもおしゃべりできる程度の強度でOKです。次の信号、公園に着くまでなど、脳が終わりを予測できる範囲で行います。家事の場合は雑巾がけがよいでしょう。きつそう…とためらいそうなら、スペースを分割し数日に分けて行ってください。1日の負荷は少なく、一方で毎日の脳トレになります。ちなみに激しい運動は脳への血流が減るので脳のためには推奨しません。スポーツ習慣がない方が急に行うのは避けましょう。
健やか脳を作る2ポイント