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眼の紫外線対策

眼の紫外線対策
  • 眼の紫外線対策
平松 類先生
眼科専門医。二本松眼科病院副院長。受診希望者は日本全国に及び、特に高齢者の診療経験はのべ10万人を超える。メディアにも多数出演する他、著書累計は100万部以上、自身のYouTubeチャンネル「眼科医平松類チャンネル」のチャンネル登録者数は 23万人を突破。最新著書に『名医が教える 新しい目のトリセツ』(エクスナレッジ)。
いよいよ夏本番。日傘に日焼け止めなど、「紫外線対策は万全!」と思っていても意外と”盲点”なのが「眼」の日焼けです。紫外線が眼に与える影響や、シニアが取り入れたい対策を、 眼科専門医・平松類先生に教えていただきます。

商品特徴

眼の紫外線対策

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平松 類先生
眼科専門医。二本松眼科病院副院長。受診希望者は日本全国に及び、特に高齢者の診療経験はのべ10万人を超える。メディアにも多数出演する他、著書累計は100万部以上、自身のYouTubeチャンネル「眼科医平松類チャンネル」のチャンネル登録者数は 23万人を突破。最新著書に『名医が教える 新しい目のトリセツ』(エクスナレッジ)。
いよいよ夏本番。日傘に日焼け止めなど、「紫外線対策は万全!」と思っていても意外と”盲点”なのが「眼」の日焼けです。紫外線が眼に与える影響や、シニアが取り入れたい対策を、 眼科専門医・平松類先生に教えていただきます。

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2024年7月1日

眼の紫外線対策

いよいよ夏本番。日傘に日焼け止めなど、「紫外線対策は万全!」と思っていても意外と”盲点”なのが「眼」の日焼けです。紫外線が眼に与える影響や、シニアが取り入れたい対策を、 眼科専門医・平松類先生に教えていただきます。

  • ピントが合わない、ぼんやりする… その原因は眼の老化

    •  夏の訪れと共に気になる紫外線。「眼も日焼けをする」と聞くと驚くかもしれませんが、実は眼も皮膚と同様に紫外線のダメージを受けます。むしろ、モノを見ようと光を集める分、影響を受けやすいといってもよいかもしれません。

       そもそも加齢に伴い、眼にもさまざまなトラブルが生じます。中でも、遅かれ早かれシニアに必ず起こるのが「老眼」と「白内障」です。

       老眼はまさに眼の加齢現象の代表例。ピント調節機能の衰えによって起こる症状で、45歳くらいから70歳くらいにかけて進行するのが一般的といわれています。私たちの眼は、レンズの働きをする「水晶体」の厚みを、その周りにある「毛様体筋」という筋肉が調節することで光の屈折を変えてピントを合わせているのですが、加齢に伴って水晶体が硬くなったり毛様体筋が衰えたりすると、このピント調節が難しくなり、手元や細かい文字が見えづらくなります。

       白内障は、加齢と共に水晶体の中のたんぱく質が変性して白く濁ることで視力が低下する疾患です。本来は透明であるはずのレンズが濁ることで、モヤがかかったような見え方になったり、二重に見えたり。暗い場所が見えにくい、少しの光をすごくまぶしく感じるといった症状も白内障の特徴です。こちらは50代くらいから始まり80代まで進むといわれています。

       こうした老眼や白内障は、「本をよく読む人や、長時間パソコン作業を行う人が罹りやすい」と思われているかもしれませんが、主な要因はあくまで加齢。つまり「眼の使い方」より、不規則な生活やバランスの悪い食事など「老化しやすい生活」がこれらを進行させるため、全身の健康が眼にとっても重要というわけです。

       この他、「緑内障」「加齢黄斑変性」「ドライアイ」(3ページ参照)もシニアに多い眼の疾患。特に緑内障は失明原因の第1位といわれるほど危険性が高く、できるだけ避けたい病気です。




    紫外線を浴び過ぎると眼の老化が促進する

    •  では、ここからが本題です。紫外線が眼に及ぼす影響について考えていきますが、そのためにはまず、光の一種である紫外線は眼に入ると、角膜→水晶体→黄斑という順番で通過していくことを覚えておいてください。

       紫外線を最も浴びやすいのが、眼の表面にある角膜です。一番前で多量の紫外線にさらされるため、炎症を起こしたり傷付いたりしやすく、ゴロゴロする、充血、痛み、まぶしく感じるなどの症状が現れます。スキー場で見られる雪目が代表例ですが、園芸や山登りなどでも十分起こり得ます。このような症状が出たら、眼が紫外線を浴び過ぎているサインと考えましょう。

       角膜は一時的にダメージを受けても回復しやすい組織です。一生残るような大きな影響は生じにくいものの、高齢になるほど自己治癒力が衰えるので、やはり注意は必要です。一番の対処法は、「目薬を差し、目を休ませること」。目薬は市販のものでかまいません。ヒアルロン酸配合のものがおすすめなので、薬局で薬剤師に相談し、用法用量を守って正しく使用してください。ちなみに、よかれと思って行いがちな「眼を洗う」のは絶対に避けること! 眼を洗うと、眼を守る大切な成分が含まれている涙まで流れてしまいます。目薬を差しても症状が残る場合は、眼科で診てもらいましょう。

       角膜の次に紫外線の影響を受けやすいのが、水晶体です。水晶体は、たくさんの紫外線を浴びると徐々に白く濁り始め、最終的に白内障に至ります。これは、水晶体が主に水とたんぱく質から作られていることに起因します。ちょうど、元は透明な卵白を火にかけると白くなるのと同じように、水晶体が光のエネルギーを吸収するとたんぱく質が変性して白くなるのです。白内障が加齢によって起こることと合わせて考えると、紫外線を浴びるほどに白内障は進行する…つまり眼の老化を促進するといえます。

       もちろん、多量の紫外線は、水晶体の奥の黄斑にもダメージを及ぼします。黄斑に傷が付くと視神経にも影響が出るため、視野が欠けたり線が歪んで見えたりといった黄斑変性のリスクが。黄斑変性は失明原因の第4位です。

       水晶体や黄斑へのダメージはジワジワと溜まっていきます。いつの間にか白内障や黄斑変性になっているという危険を回避するためにも、眼の紫外線対策は欠かさず行いましょう。








  • 実践! からだの内から外から眼の紫外線対策を

    •  最後に、具体的な眼の紫外線対策の方法をご紹介していきます。

       まず、外出時には紫外線をカットするめがねを着けましょう。こうお伝えすると、黒いレンズのサングラスを思い浮かべるかもしれませんが、レンズの色は問いません。大事なのは「紫外線カット率」。近年は紫外線をカットする近視・老眼のめがねも多くあります。選ぶ際は、カット率が99%以上でより広範囲の紫外線を遮断できる大きめのレンズがおすすめです。

       つばの大きな帽子も、眼の紫外線対策には有効です。紫外線カットめがねと組み合わせれば、帽子だけの時と比べて格段に眼への紫外線の侵入を減らすことができます。

       眼の健康に役立つ栄養成分も知っておいてください。特に重要なのが、水晶体や黄斑にも存在する「ルテイン」。ケール、ほうれん草、にがうり、卵黄に多く含まれており、ルテインの抗酸化力(紫外線のダメージを防ぐ力)は主に、眼の栄養素として使われることから、眼の健康に効率的に役立ちます。この他、ビタミンA・C・E、DHAなども積極的に摂りましょう。

       そして、忘れてはいけないのが「紫外線の多い時間を避けながらも、適度に外出すること」。太陽光は生体リズムを整えたり、骨によいビタミンDを生成したりしてくれる、重要な”栄養”の一つです。すべて避けるのではなく、上手く付き合うことが大切。紫外線カットめがねをかけ、朝や夕方に出かけるのが理想です。正しく対策すれば、眼の日焼けや老化は最小限に抑えられます。是非、今日から実践してください!




    • まとめ

      眼の紫外線対策

      1. 老眼、白内障の主な原因は加齢だが、悪い生活習慣がより老化を促進する
      2. 紫外線を浴びるほどに、水晶体が白く濁り、白内障を進行させる
      3. 眼を紫外線から守るため、外出時には紫外線カット率99%以上のめがねをかけましょう
      4. 病気は早期発見が大切。見え方に違和感があったら、早めに受診を

      私は以前から紫外線をカットするめがねを着用しています。まぶしさが軽減されて、眼も疲れにくく、日差しが強い日ほど、よりその効果を実感します。めがねやサングラスをかけるのは大げさな感じがするという方もいるかもしれませんが、一度めがね店に相談してみてはいかがでしょうか。
      よい日々編集 竹村

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平松 類先生
眼科専門医。二本松眼科病院副院長。受診希望者は日本全国に及び、特に高齢者の診療経験はのべ10万人を超える。メディアにも多数出演する他、著書累計は100万部以上、自身のYouTubeチャンネル「眼科医平松類チャンネル」のチャンネル登録者数は 23万人を突破。最新著書に『名医が教える 新しい目のトリセツ』(エクスナレッジ)。