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"着る"TAKEFU(竹布)の魅力

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  • "着る"TAKEFU(竹布)の魅力
相田 雅彦(そうだ・まさひこ)さん
TAKEFU開発者。(株)ナファ生活研究所代表取締役、一般社団法人空飛ぶ竹ガーゼ社代表理事。大学卒業後、フリーの美術記者となり、制作に向き合う作家の姿に感銘を受ける。人を幸せにする「ものづくり」を志し、現在に至る。
抗菌性や吸水性に優れ、その心地よい肌触りから衣類としても活躍の幅を広げているTAKEFU(竹布)。
さまざまな苦労を経て生まれたTAKEFU衣類の魅力を(株)ナファ生活研究所の相田雅彦社長に教えていただきます。

商品特徴

"着る"TAKEFU(竹布)の魅力

"着る"TAKEFU(竹布)の魅力
相田 雅彦(そうだ・まさひこ)さん
TAKEFU開発者。(株)ナファ生活研究所代表取締役、一般社団法人空飛ぶ竹ガーゼ社代表理事。大学卒業後、フリーの美術記者となり、制作に向き合う作家の姿に感銘を受ける。人を幸せにする「ものづくり」を志し、現在に至る。
抗菌性や吸水性に優れ、その心地よい肌触りから衣類としても活躍の幅を広げているTAKEFU(竹布)。
さまざまな苦労を経て生まれたTAKEFU衣類の魅力を(株)ナファ生活研究所の相田雅彦社長に教えていただきます。

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商品情報

2023年7月1日

"着る"TAKEFU(竹布)の魅力

抗菌性や吸水性に優れ、その心地よい肌触りから衣類としても活躍の幅を広げているTAKEFU(竹布)。
さまざまな苦労を経て生まれたTAKEFU衣類の魅力を(株)ナファ生活研究所の相田雅彦社長に教えていただきます。

  • TAKEFUに込めたのはすべての人に寄り添うやさしさ

    •  1999年に竹繊維の開発を始めて今年で24年目。営業部がない弊社は、TAKEFUご愛好者の皆さまの「肌触りがよい」「着ていると安心」「もう手放せません」という声に支えられ、ここまで歩んでこられました。

       TAKEFUは竹100%を原料とする再生セルロース繊維です。光を受けて輝く竹繊維と初めて出会った時、「こんなに美しいものは、人類の宝として存在すべきだ!」と感動したのを覚えています。さらに開発を続けるうち、TAKEFUには驚くような抗菌作用があることを発見。柔らかく繊細な繊維になっても、竹が本来持っている力はそのまま残っているのです。その後、消臭性、制電性、吸湿吸水性、温熱効果にも優れていることもわかってきました。

       私たちはすべての製品を「何のため・誰のため」という明確な目的を持って作ります。その究極の目標は「人が最も痛み苦しむ時に、そっと傷に寄り添うガーゼ」として、世界中の医療現場で役立てて欲しいということ。

       2018年には医療用ガーゼの登録も果たし、2022年、獣医師による臨床実験でも有用性が確認され、ドイツ・デュッセルドルフで行われた世界最大の医療機器展で発表されました。開発から20年以上の時を経て、今ようやくスタートラインに立てたと思っています。


    念願叶ってたどり着いた100%TAKEFUの衣類

    •  TAKEFU商品開発当初から、オーガニックコットンやシルクの製品でも負担を感じてしまうような肌の弱い人のために、着心地のよい衣類を届けたいという思いがありました。けれども縫製が難しくなかなか作れずにいました。

       それまでタオルやストールといった四角い織物しかなかったTAKEFUにニット製品を加えることができたのは、第一号商品のボディタオルの発売から5年後の2006年。アイテムは丸首とVネックの半袖Tシャツと長袖Tシャツ、スタンダードソックスです。本当はTAKEFU100%で作りたかったのですが、伸縮が激しくてどうしても生地が安定せず、綿を30%加えることでようやく実現させたという経緯があります。肌触りや抗菌力などTAKEFUのよさを損なわず、扱いやすくなる7対3の混紡率を見付けたことで衣類としてのTAKEFUの歴史が始まりました。

       ただ、私としてはTAKEFU100%で、しかも二重ガーゼにした生地で衣類を作りたいという目標を捨てきれずにいました。生地を織ってもらえそうな工場を探しては頼み込んだのですが、回答は「できません」…。

       TAKEFUの糸はその繊細さが大きな魅力である一方、ツルッとして滑るために絡まりやすく、切れやすくて織りにくいという難点があります。つまり一日に数センチも織れない。一度は断念したもののやはり諦められず、一年近く間を空けてまたお願いに行きました。でも結果は「無理」。それでも時期を見て再度お願いに行き、今度は私も現場に立ち会って、3回目のチャレンジでやっと成功しました。

       しかし前に進めると思ったのもつかの間、3年もかかって生地を作ったのに次は縫える人がいません。目の前が真っ暗になりましたね。人手をたどってようやく一人、一流服飾ブランドの一番繊細な生地の縫製を任されている方と出会うことができ、4年かかってガーゼパジャマが完成。諦めずに粘った甲斐がありました。




    TAKEFUに包まれればからだも心も快適に

    •  TAKEFUは、元の硬い竹の姿からは想像できないほど柔らかい繊維に生まれ変わっていますが、その機能性は健在です。嫌な臭いの原因となる菌の繁殖を防ぐので、汗を吸った衣類も一日中履いた靴下もほとんど臭いません。

       私はジムに行きます。ある時着替えを忘れ備品のTシャツを借りて運動を始めたところ、自分の汗の臭いが気になって仕方がないのです。いつもTAKEFUのTシャツを着ているので、私の汗は臭わないと思い込んでいたのですね。

       吸湿吸水性がよいのも特徴です。吸水性が悪いと、汗が皮膚とシャツの間に滞留してベタつく上に、毛穴を塞いでしまうので暑苦しく感じます。その点TAKEFUは、繊維の表面の溝に瞬間的に汗が入り込むので皮膚がベタつきませんし、繊維の中が詰まっているので汗が中まで吸収されるのに時間がかかり、その間に表面からすぐに乾いていきます。この時の気化熱で涼しくも感じるんですよ。

       また、TAKEFUに触れていると心が落ち着くとの声を多くいただきます。ふんわりやさしい生地が肌に触れることで緊張が解けるのでしょう。「今まで着ていたものが身に付けられなくなった」という声を聞く度に、お届けできて本当によかったと思います。


    目指すは「永久定番商品」。長く愛されるための商品作り

    •  インナーやシャツ、パンツなどの衣類の形になろうと、TAKEFUはどこまでいっても「人に寄り添うガーゼ」です。東洋医学には「未病を防ぐ」という考え方がありますが、私は優れた機能性もさることながら、TAKEFUに触れてほっとする、この”安らぐ“感覚が免疫力に一役かっていると考えています。

       だからこそ私たちが目指すのは日常着として人々の生活に寄り添う「永久定番商品」です。流行は追わず、使ってくださる皆さまの声に耳を傾けて、より快適にお使いいただけるようにマイナーチェンジを続けています。

       色合いにもこだわっています。まず、綿の段階で一度、複数の単色に染め、綿から糸にする過程でいくつかの色を混ぜ合わせるという工程を3回ほど繰り返すことで、深い色合いを出しています。「野ブドウ」「もみじ風」などの色は、どれも私が自然の中で出会ってよいなと感じた色をイメージして作りました。

       このようによいこと尽くしのように見えるTAKEFUですが、実は弱点もあります。防縮加工といった安定性を出すための化学処理をしていないため、丁寧に扱っていただく必要があります。長く愛用していただくなら手洗いが一番。もし洗濯機を使う場合は洗濯ネットに入れてやさしく洗ってください。ただ何度もお伝えしているように、抗菌効果が高いので頻繁に洗わなくても大丈夫。衛生的に使えます。

       気に入ってくださった方はこれからも、まだ触れたことのない方は是非、TAKEFUの力を感じてみていただけたら嬉しいです。




    • まとめ

      TAKEFU®(竹布)の魅力

      1. TAKEFUは竹100%を原料とする天然由来繊維。抗菌性、吸湿吸水性などの優れた特徴を持つ
      2. 夏は汗による不快感がほとんどなく、爽やかで快適。冬は温かく、静電気も発生しにくい。一年中、心安らぐ着心地
      3. 繊細な竹繊維で作った衣類は肌触りがやさしく、心身の緊張をほぐす
      4. 大切に扱うことで、長く愛用することができる

      数年ぶりにお会いした相田社長がとても若々しかったので、思わず年齢を聞いて驚いてしまいました。普段の健康管理もさることながら、TAKEFUの衣類も一役かっているのかなと思いました。TAKEFUのすごさを改めて知る機会になりました。皆さまも“着る” TAKEFUをお試しください! よい日々編集 竹村

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相田 雅彦(そうだ・まさひこ)さん
TAKEFU開発者。(株)ナファ生活研究所代表取締役、一般社団法人空飛ぶ竹ガーゼ社代表理事。大学卒業後、フリーの美術記者となり、制作に向き合う作家の姿に感銘を受ける。人を幸せにする「ものづくり」を志し、現在に至る。