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【読みもの】「毒」を出す浄化

【読みもの】「毒」を出す浄化
  • 【読みもの】「毒」を出す浄化
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氏家京子(うじいえ・きょうこ)さん

食生活・医学ジャーナリスト
内外の優れた栄養療法・代替療法などを取材、執筆、翻訳、講演。
著書に『食用油には危険がいっぱい!』『細胞から回復する 高カリウム低ナトリウム療法』など多数。
氏家京子(うじいえ・きょうこ)さん



食生活・医学ジャーナリスト
内外の優れた栄養療法・代替療法などを取材、執筆、翻訳、講演。
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 身の回りに増え続ける有害な化学物質。浄化や解毒が必要とわかっていても、緊急性を感じない方も多いと思います。大人になってから発症したアレルギーや、原因はわからないけれど何となく調子が悪い、ということも有害物質が原因の可能性もあります。 健康に悪影響を与える有害物質とそれらを浄化・解毒するための対策などについて、食生活・医学ジャーナリストの氏家京子さんにご寄稿いただきました。

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商品特徴

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氏家京子(うじいえ・きょうこ)さん

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 身の回りに増え続ける有害な化学物質。浄化や解毒が必要とわかっていても、緊急性を感じない方も多いと思います。大人になってから発症したアレルギーや、原因はわからないけれど何となく調子が悪い、ということも有害物質が原因の可能性もあります。 健康に悪影響を与える有害物質とそれらを浄化・解毒するための対策などについて、食生活・医学ジャーナリストの氏家京子さんにご寄稿いただきました。

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2019年9月2日

【読みもの】「毒」を出す浄化

 身の回りに増え続ける有害な化学物質。浄化や解毒が必要とわかっていても、緊急性を感じない方も多いと思います。大人になってから発症したアレルギーや、原因はわからないけれど何となく調子が悪い、ということも有害物質が原因の可能性もあります。 健康に悪影響を与える有害物質とそれらを浄化・解毒するための対策などについて、食生活・医学ジャーナリストの氏家京子さんにご寄稿いただきました。

  • “解毒”は生命活動の一部です

    •  有害物質の「解毒」を意味する「浄化」「デトックス」という言葉を日本でもよく見聞きするようになりました。「解毒」だなんて、毒ヘビにかまれたわけでもないのに大げさと思われそうですが、実は私たちは普段から「解毒機能ありき」で生命活動を営んでいます。

       たとえば、私たちが生きるための生命エネルギーは食事中の炭水化物(糖質)・脂質・たんぱく質から作っていて、これらを何度も化学反応させながら最終的にエネルギーを完成させます。その途中では炭酸などの「酸」を中間産物として大量に発生します。私たちのからだは一部の例外的な場所を除けば「弱アルカリ性(pH7・4)」で最適な健康状態になります。このとき酸の量は0・0016ミリモル程度。もし、エネルギーを作るたびにできる「酸」を放置すれば1分毎に10・4ミリモルずつ増えます。1分で酸が6500倍になるのですから、からだの酸性化は急速に進みます。4分経てば強酸性のpH3・0になって細胞は働きを止め、生命活動も停止します。実際にはそうならずに回避できているのは肺と腎臓のおかげです。

       このように、エネルギーを作るたびに生まれる炭酸などの酸は動物のからだではどうしても作られてしまう「想定内の有害物質」なので、進化の過程でそれを除去する解毒機能も肺や腎臓に用意されています。炭酸は二酸化炭素と水に変えられ、二酸化炭素は肺から、水は腎臓から、それぞれ体外へ除去されます。こうして肺と腎臓の解毒機能の働きによって細胞は機能を維持し、私たちも生きているのです

    悪い食習慣は骨が弱くなる!?

    •  ただし、酸の生産が過剰になると、肺や腎臓の解毒機能だけでは追い付かなくなります。過剰な酸の原因として、たんぱく質の摂り過ぎ、精製された糖質(白砂糖、精白小麦など)やアルコール類の日常的な摂取などが挙げられます。その場合は、過剰になってしまった酸を緩衝するために、骨からカルシウムが抜け出て、弱アルカリ性を維持することで、pH問題を一時的に解決することがあります。問題なのはこれを繰り返すと骨は弱くなり、カルシウムが軟組織に溜まって関節炎、動脈硬化、心臓病、血栓、脳梗塞、胆石や腎結石などを招くことです。対策としては、ビタミン・ミネラル・抗酸化物質を豊富に含む野菜や果物を取り入れたバランスのよい食生活と胃腸の消化機能を健全に保つことが大切になります。

    体内で分解できないものが、有害物質

    •  人類の遠い祖先が地球上に誕生してからヒトに進化するまでにはなかったような数多くの有害物質とともに、今の私たちは生活しています。日々、有害物質を呼吸で吸い込み、飲食で飲み込み、皮膚から吸収しているのに生きていられるのは本来なら驚くべきことですが、私たちのからだは「想定外の有害物質」にもある程度対処できるようになっていて、即死することから免れています。

       たとえば、工場や自動車から排出される大気汚染物質、芳香剤、喫煙、汚染された水、殺虫剤、合成洗剤、塗料、防腐剤、食品添加物、農薬、薬、化粧品、染料など、細胞にとって有害な物質を数え上げればきりがありません。これらが有害な理由は、多くは人間が人工的に作り出した合成成分だからで、それを元の自然な成分に戻すプロセスを無視したまま使い続け、体内に入れ続けていて、出すことを考えていないからです。現在世界中で取り組んでいる海洋プラスチック問題と同じで元の自然な成分に分解できないことが問題です。もし、人体内で簡単に自然な成分にまで代謝できるものなら、それは有害物質にはなりません。

    有害物質はどこから排出される?

    •  人体が「想定外の有害物質」にもある程度対処できるのは、多くは肝臓の解毒機能のおかげであり、最終的に全身の解毒の保証をするのは複雑な解毒プロセスを持つ肝臓です。

       肝臓は解毒の中心的な器官で、有害物質の除去を準備する「体内の下水処理施設」だと考えればわかりやすいかもしれません。たとえば、脂溶性の有害物質は肝臓で水溶性に変えられ、腎臓から尿として、または、肝臓で胆汁と混ぜ合わされて便として、体外へ排泄されます。

       しかし、肝臓を含めて人体の解毒能力には限界があります。処理するべき有害物質が多過ぎるか、肝臓の解毒機能に問題が生じれば、未処理の毒は皮膚、粘膜(呼吸器の粘膜、泌尿生殖器の粘膜、胃腸の粘膜)、腎臓、リンパ系を使って体外へ出ようとし、各部位に浮腫や炎症など不快な症状を伴うこともあります。

    入れない工夫、出す対策

    •  このように、体内の有害物質が肝臓やその他の解毒器官で対処できる量や質を超えてしまうと、私たちの健康には現実的な問題が発生します。いちばんわかりやすい対策は有害物質をこれ以上体内に入れないことです。衣(医)・食(職)・住環境の全体を再点検し、よりクリーンな生活環境になるよう工夫しましょう。

       また、肝臓が快適に機能できるように整えてあげると解毒はスムーズに運びます。そのためには、肝臓の負担になるような食習慣を見直すことも大切です。たとえば、高脂肪、高精製糖質(白砂糖、精白小麦など)の食事は、コレステロールの合成を促進して肝脂肪の蓄積につながるので、肝機能を悪化させます。断食、拒食症、良質なたんぱく質のない食事が長引くと、肝臓に脂肪が沈着しやすくなり、アルコール摂取の過多も脂肪肝や肝硬変につながります。ほとんどの医薬品も肝機能を抑制してしまうので、不注意に使い過ぎないことが大切です。

    浄化・解毒を助ける栄養は?

    •  肝臓の解毒機能に必要な栄養を食生活で強化するのもまた、解毒をスムーズに進めるポイントです。それにはまず、未精製や未加工のホールフードを中心に、野菜を多くして、できれば信頼できる農家さんが作っている無農薬・無化学肥料のものやオーガニック栽培で作られた食品を増やすことです。なぜなら、肝臓やその他の器官で有害物質を代謝するには、その化学反応プロセスであらゆる種類のビタミンやミネラルが必要だからです。それには精製されていない健康でクリーンな食べものが持つ多様な栄養成分が必要です。

       以前は問題がなかったのに、成人してからアレルギーを発症したというような場合は、長年肝臓が同じ種類の有害物質を処理し続けてきたために特定の種類の栄養成分が解毒プロセスで消耗してしまった、ということも考えられます。解毒プロセスでよく使われる栄養成分には、たとえば、セレニウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミンA、C、E、B3、B6、B12、葉酸、アルファリポ酸などがあります。ハーブならマリアアザミ、朝鮮五味子、ターメリックが役に立ちます。野菜なら、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどのアブラナ科の野菜、そして胆汁を増やす水溶性食物繊維の豊富な食事がよいと言われています。油脂類は肉類、乳製品などの飽和脂肪酸を少なくして、オメガ3などの必須脂肪酸をバランス良く加熱せずに摂取します。あらゆる工夫で肝臓の荷を軽くすることが全身の浄化には効果的です




    • まとめ

      有害物質を溜めない、浄化・解毒のための対策

      衣食住などの生活環境を、よりクリーンになるよう工夫をする
      腸内環境を整え、便秘にならないようにする
      肝臓に負担をかけない食生活を心がける
      肝臓の解毒機能を助ける食品やサプリメントを活用する

      有害物質などの毒素が溜まっていると、どんなに食事に気を付け、質のよいサプリメントを摂っても、効果は半減してしまいます。まずは、「引き算の健康法」。不要な毒素を排出して、きちんと働く細胞にしていきましょう。(よい日々編集 竹村)

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氏家京子(うじいえ・きょうこ)さん

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