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夏こそ便を観察しよう!腸と免疫力

夏こそ便を観察しよう!腸と免疫力
  • 夏こそ便を観察しよう!腸と免疫力
岡本 裕(おかもと・ゆたか)先生
医学博士。脳外科医として治療と研究に取り組んだ後、従来の医療や医学の考え方と手法に限界を感じ、1995年、NPO「21世紀の医療・医学を考える会」を仲間と立ち上げる。2001年、本音で応える医療相談ウエブサイト「eクリニック」をスタート。スマホ学習サイト「ワイズクラブ」を開設し、啓蒙活動にも取り組んでいる。著書に『9割の病気は自分で治せる』シリーズ(中経出版)、『一生、薬がいらない体のつくり方』(三笠書房)他多数。
腸内環境が乱れやすい現代の生活習慣は、免疫力の低下が危惧されます。
暑さによるストレスや食欲不振が続く夏は、特に注意が必要。
シニアの方々におすすめの夏の腸活習慣を、医師・岡本裕先生に教えていただきます。

商品特徴

夏こそ便を観察しよう!腸と免疫力

夏こそ便を観察しよう!腸と免疫力
岡本 裕(おかもと・ゆたか)先生
医学博士。脳外科医として治療と研究に取り組んだ後、従来の医療や医学の考え方と手法に限界を感じ、1995年、NPO「21世紀の医療・医学を考える会」を仲間と立ち上げる。2001年、本音で応える医療相談ウエブサイト「eクリニック」をスタート。スマホ学習サイト「ワイズクラブ」を開設し、啓蒙活動にも取り組んでいる。著書に『9割の病気は自分で治せる』シリーズ(中経出版)、『一生、薬がいらない体のつくり方』(三笠書房)他多数。
腸内環境が乱れやすい現代の生活習慣は、免疫力の低下が危惧されます。
暑さによるストレスや食欲不振が続く夏は、特に注意が必要。
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商品情報

2022年8月1日

夏こそ便を観察しよう!腸と免疫力

腸内環境が乱れやすい現代の生活習慣は、免疫力の低下が危惧されます。
暑さによるストレスや食欲不振が続く夏は、特に注意が必要。
シニアの方々におすすめの夏の腸活習慣を、医師・岡本裕先生に教えていただきます。

  • 腸は、必要なものと不要なものを仕分ける”検疫機関“

    •  私たちのからだを守っている免疫細胞の約6割は腸内に集まっています。その理由は、腸が「からだの中と外の境界線」であるからです。

       食べ物や飲み物、病原体やウイルスなどさまざまな物質は口から入り腸に運ばれます。その際「からだに必要なもの」と「からだに入れてはいけないもの」を仕分け、さらには必要なものだけを取り込むという、いわゆる〝検疫〟のような作業が行われているのが腸内です。きちんと仕分け作業を行うためにはたくさんの働き手が必要。したがって、病原体からからだを守る免疫細胞は腸に多く配置されています。

       この検疫能力は、腸内環境が整ってこそ上手く機能します。具体的には、腸内細菌の数が多いことはもちろん、いろいろな種類がバランスよく存在する〝多様性〟が大切です。

       ただし、ベストな腸内環境は人によって異なります。最も手軽な腸内環境のチェック方法は、便を見ること。便は、その形状や臭いなどに腸内の状態が現れます。また、肌や精神状態が不安定な時も、腸内環境が乱れている可能性が。これらをヒントに、自分の腸内環境を意識してみてください。菌の量や種類をより具体的に知りたい方は「腸内フローラ検査」を検討してみるのもよいでしょう。

       免疫と聞いてコロナのことが気になる方も多いかもしれません。私が携わるeクリニックでは現状、コロナ禍による腸への影響について明確な結果は出ていませんが、ストレスが腸内環境に悪影響を与えることはわかっているので、これからも注視する必要がありそうです。



    夏の腸内環境悪化の原因は「脱水」と「冷たいもの」

    •  腸内環境の乱れのことを総称して「ディスバイオーシス」といい、最近ではこのディスバイオーシスが全身の病気に繋がることがわかってきました。ディスバイオーシスの原因はさまざまですが、先に挙げたストレスの他、糖と脂の摂り過ぎといった食生活の乱れや運動不足、薬の多剤併用・長期服用などでも生じます。  特に夏はディスバイオーシスに陥りやすい季節です。主な要因は「脱水」と「冷たいものの摂り過ぎ」。高齢者は加齢によって腸の力が弱まっているので、より注意が必要です。

       まず高齢になると、喉の渇きに気付きにくくなります。その結果、無自覚の内にからだが乾燥してしまい、便秘をはじめ腸の不調が起きやすくなります。一方で、暑いからと冷たいものを摂り過ぎれば、今度は胃腸が冷えて消化機能が低下し下痢などの症状を起こしかねません。

       こうした便秘や下痢は本来、こまめに水分を摂る、冷たい飲食物を控えるといった対策で改善されるのですが、薬に頼ってしまう方も多いのではないでしょうか。薬は、便秘や軟便を改善させるために、腸に意図的に刺激を与えるものです。腸内細菌に悪影響を及ぼす可能性があり、おすすめできません。オリーブオイルや必須脂肪酸を含む食用油が、腸内で潤滑油のような役目をして便をスムーズに出してくれるので、試してみてください。

       また、夏の食事はさっと食べられる麺類に偏りがちです。麺類のような炭水化物(糖質)の摂り過ぎは他の栄養素不足を伴い、腸内環境の乱れを招く恐れがあります。糖質はほどほどにしながら、エネルギー不足に陥らないためにMCTオイルを摂るのがおすすめです。

       反対にディスバイオーシスを改善し、よい腸内環境を維持するために必要なのが「短鎖脂肪酸」という物質です。短鎖脂肪酸は腸内細菌によって作り出され、腸内のpH(酸性度)を調整したり、免疫細胞に作用して免疫の活性化を促したりします。つまり、「短鎖脂肪酸が増えると、腸内環境が整う(免疫力が上がる)」という好循環が生まれます。その他にもさまざまな健康効果があり、近年注目が集まっています。短鎖脂肪酸を増やすには、食物繊維やオメガ3(亜麻仁油やえごま油、青魚に含まれるDHAやEPA)を積極的に摂りましょう。



    免疫力アップのための夏の腸活習慣を始めよう!

    •  最後に、腸活のために必要な生活行動を、朝昼晩の時間帯ごとにお伝えしておきます。私たちのからだは24時間周期で活動する体内時計が備わっていますが、腸内細菌も同様の体内時計を持っていて、活動したり休んだりを繰り返しています。体内時計に応じた生活行動は腸内にとっても非常に大切です。

      日光を浴びた後、口をすすぐ
       朝起きたら日光を浴びましょう。雨の日は、窓越しでもかまいません。日の光を浴びることで、メラトニンという睡眠を司るホルモンの分泌が抑えられ、からだが目を覚まします。
       日光を浴びたら、口をすすぎます。軽く歯みがきしてもよいです。寝起きの口腔内には、前夜の歯磨きで磨き残した歯周病菌や虫歯菌が増殖しています。これらは血液などを介して、腸内環境にも影響を及ぼすことがわかっています。口腔ケアが終わったら、脱水対策のためコップ1杯の水を飲みましょう。
      軽い筋トレなど活動的に過ごす
       日中はできるだけ活動的に過ごしてください。生活には「静」と「動」のリズムが大切です。健康的な生活を送ることは、免疫力にも大きく影響します。感動する、気分が上がる趣味活動をするなどでもかまいません。運動の場合は週に2~3日、1回あたり15分ほどの軽い筋トレがおすすめです。その他、しゃべる・歌うなど声を出すことも積極的に行いましょう。
      食事は就寝4時間前までに軽く
       消化や吸収に関わる腸は、夜になると活動が緩やかになるように体内時計によってセットされています。また、食べてすぐに寝てしまうと、消化管や内臓への負担も大きくなります。そのためできれば夕食は軽めに、就寝4時間前までに済ませ、その後は何も食べないのが理想です。「少し空腹感を覚えるぐらいがちょうどよい」と覚えておきましょう。
      注目睡眠をしっかり取ることも大事
       睡眠は、腸内環境がメンテナンスされる大事な時間です。快眠できないとストレスが溜まり、体内時計のリセットの妨げにもなってしまいます。高齢になるほど生活のリズムが整いにくくなるため、しっかり眠ることで体内時計を正常な状態に保ちましょう。人によって適度な睡眠時間は異なりますが、一般的に高齢者は6~7時間ほど必要とされています。昼間にしっかり動き、夜はしっかり眠るという習慣こそ、腸内環境を整え、免疫力アップへの近道。まずは生活習慣を見直してみてください。

    • まとめ

      腸の免疫とは?

      1. 腸では、からだに必要なものと不要なものを仕分ける“検疫”をしている
      2. きちんと“検疫”をするためには、腸内環境を整えることが欠かせない
      3. 便の状態を観察するようにしましょう。腸内環境の状態をおおよそ確認できる
      4. 夏は腸内環境が乱れやすいので、腸活習慣を心がけましょう

      岡本先生の最新著書『大往生入門』を拝読しました。副題にある「健康投資」とは、医療や薬にお金をかけるのではなく、健康について賢くなって自立することだそうです。毎日の生活習慣の大切さを改めて痛感いたしました。皆さまにも必読書としておすすめいたします。 よい日々編集 竹村

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岡本 裕(おかもと・ゆたか)先生
医学博士。脳外科医として治療と研究に取り組んだ後、従来の医療や医学の考え方と手法に限界を感じ、1995年、NPO「21世紀の医療・医学を考える会」を仲間と立ち上げる。2001年、本音で応える医療相談ウエブサイト「eクリニック」をスタート。スマホ学習サイト「ワイズクラブ」を開設し、啓蒙活動にも取り組んでいる。著書に『9割の病気は自分で治せる』シリーズ(中経出版)、『一生、薬がいらない体のつくり方』(三笠書房)他多数。