シリカは主に、体内でコラーゲンの線維を規則正しく束ねて組織をしっかりと結合させ、柔軟性を持たせるという働きを担っています。この働きが大きく影響を与えるのが「骨の健康」です。
骨は、約75%がカルシウムやマグネシウム、銅などのミネラルから、残りの約25%はコラーゲンからできており、このコラーゲンを強化しているのがシリカです。シリカが骨の形成に必要な土台をしっかり打ち立てることで、骨密度をよい状態で維持し、骨折しにくい骨を作ります。海外で行われた研究では、骨からシリカが減るとカルシウムも失われてしまうことが明らかになっていて、シリカの骨への重要性が実証されています。
骨に不可欠であるシリカは、生まれた時は体内に0・5%ほど持っていますが、加齢と共に減り、成人になると約半分の量になることもわかっています。