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健康長寿を目指す!シニアのお風呂の入り方

健康長寿を目指す!シニアのお風呂の入り方
  • 健康長寿を目指す!シニアのお風呂の入り方
田中 佳(たなか・よしみ)先生
医師・ドクターセラピスト。長年、脳外科医として急性期医療の最前線で活躍。しかし病院医療では「命を救えても人生は救えない」と気付き、自然派医師に転身。現在は精力的に講演活動なども行う。著書に「あなたが信じてきた医療は本当ですか?」(評論社)がある。

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湯に浸かる習慣が長寿に繋がる可能性があるとして注目が集まっています。
入浴には、からだにも心にも健康的なメリットがたくさん。
シニアの方々におすすめしたい、安全に配慮したお風呂の入り方を、医師で温泉保養士の田中佳先生に教えていただきます。

商品特徴

健康長寿を目指す!シニアのお風呂の入り方

健康長寿を目指す!シニアのお風呂の入り方
田中 佳(たなか・よしみ)先生
医師・ドクターセラピスト。長年、脳外科医として急性期医療の最前線で活躍。しかし病院医療では「命を救えても人生は救えない」と気付き、自然派医師に転身。現在は精力的に講演活動なども行う。著書に「あなたが信じてきた医療は本当ですか?」(評論社)がある。

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2022年4月1日

健康長寿を目指す!シニアのお風呂の入り方

湯に浸かる習慣が長寿に繋がる可能性があるとして注目が集まっています。
入浴には、からだにも心にも健康的なメリットがたくさん。
シニアの方々におすすめしたい、安全に配慮したお風呂の入り方を、医師で温泉保養士の田中佳先生に教えていただきます。

  • 要介護防止にも!入浴習慣の三大効果

    •  日本人ほどお風呂好きの国民はいないといわれています。水が豊富な火山大国で、古くから温泉に浸かる文化があることが大きな要因でしょう。湯に浸かる入浴にはさまざまな健康効果が期待できますが、中でも特に、シニアの方々に知っていただきたい3点についてお話しします。

       ① 血の巡りをよくする
       ② リラックス効果をもたらす
       ③ 要介護のリスクを下げる

      です。

       まず私が入浴の最大のメリットと考えているのが、血液の循環を改善する効果です。

      出典:Journal of Dermatological Science61(2011)206-207


       私たちのからだの至るところに張り巡らされている毛細血管は、加齢と共に減少していきます。その結果、血液が運ぶ酸素や栄養がからだのすみずみまで届かなくなったり、老廃物を回収する働きが低下したりします。こうした血の巡りの悪さは代謝の低下を招き、冷えや健康を損なう一因になっています。

       入浴によって血液循環が促されれば、酸素や栄養が全身に行き渡り、かつ老廃物の回収も滞りなく行われます。日本人が長寿なのはまさに、入浴による血液循環の改善効果が関係していると私は考えています。

       2つ目はリラックス効果です。湯に浸かるとからだの力が抜け、ゆったりとした気分になります。これは自律神経の一つ、副交感神経が優位になるからです。

       私たちのからだは、交感神経と副交感神経という2種類の自律神経によってコントロールされています。日中は活動モードである交感神経が優位になり、日暮れと共にリラックスモードである副交感神経が優位になります。この自律神経の切り替えに役立つのが入浴です。多くの方が習慣にしている、「仕事や用事などで出先から帰宅したらお風呂に入る」という行動パターンは、自律神経を整えるという点から、とても理にかなっているといえます。

       さらにシニアにとって心強い効果もわかってきました。それが3つ目の、入浴習慣がある人ほど要介護リスクが下がるということです。

       千葉大学などが全国18市町村に住む高齢者約1万4千人を対象に3年間、追跡調査した結果から明らかになったもので、湯に浸かる入浴の回数が週に0~2回の人と比べて、毎日入る人は要介護リスクがおよそ3割減っていました。他にも入浴をすると心拍数が上がることから、軽い運動と同等のトレーニング効果があるという検証結果も報告されています。運動習慣のない方にとって、入浴は手軽に取り組めるトレーニングの一つといえるでしょう。



      出典:『お風呂の習慣(浴槽入浴)で要介護認定が3割減~高齢者1万4千人 3年間の追跡調査より~』(千葉大学) 2018年11月より改変

    健康増進に役立つシニアのお風呂の入り方

    •  では、健康効果を高めるための具体的な入浴法を解説していきます。

       まず湯の温度です。最初は39~40度にしましょう。からだが温まって少しぬるいと感じてきたら追い焚きをします。初めから熱い湯に我慢して入るのが好きな方もいますが、血圧が急上昇することがあるのでおすすめできません。

       浸かり方は、半身浴では肩などが温まりにくいので、シニアの場合は心不全でなければ肩まで浸かる全身浴がおすすめ。頭にじんわり汗をかいたら上がります。それ以上浸かっていると、のぼせなどの原因となるので危険です。

       飲酒後と激しい運動後を避ければ、基本的には好きな時刻やタイミングで入ってかまいません。ただし、食後すぐは胃腸が消化吸収に集中しているため、入浴中に気持ち悪くなることがあるので控えてください。食後1時間以上経ってから入ります。良質な睡眠のためには、眠る2時間ほど前にお風呂に入りましょう。

       頻度はできれば毎日、難しい場合は2日に1回ぐらいが望ましいです。特に運動習慣がない方は、入浴を軽いトレーニングと捉え、是非毎日の入浴を習慣にしましょう。

       実は、今の時期の入浴は夏の熱中症対策にも有用だと考えられています。熱中症予防には汗をかくことが効果的ですが、冬の間にからだは汗をかきにくくなっています。そこで毎日の入浴で汗をかきやすくしておけば、暑さに備えることができます。いずれにしても、入浴習慣がある方はマメな生活を送っていることが多く、入浴は健康のバロメーターともいえます。


      入浴前後にはミネラル入りの水分補給を。無添加の入浴剤やバスソルト*はお風呂タイムを楽しむアイテムとしてはもちろん、同時に皮膚への刺激を和らげ、乾燥を防いでくれます。
      *バスソルトとは、天然塩などを使用し、アロマオイルやハーブを混ぜ込んだ入浴剤のこと。

    押さえておきたいシニアの入浴時の注意点

    •  このように、入浴は健康効果が高い生活習慣の一つですが、シニアの方々にとっては注意しなければならない点もあります。安全に入浴するためにも、次のことをどうぞ守ってください。  まず、お風呂に入る前後には必ず水分を補給してください。できれば、ミネラル入りの水がおすすめです。入浴で汗をかくとミネラルも同時に失われてしまうため、脱水状態に陥るリスクが高まります。  飲酒後の入浴は厳禁です。酔いが回った状態で入浴すると、足もとがふらついて転倒する危険がありますし、脳卒中や心筋梗塞など、お風呂での重大な事故を招きかねません。

       熱が出ている時、体調が悪い時の入浴も控えたほうがよいでしょう。一方、風邪の初期などで寒気がある時はむしろ、からだを温めることが有用なので、ゆっくり湯に浸かるのはおすすめです。なお、高血圧や糖尿病などの持病がある方は、かかりつけの医師に相談を。

       肌のケアも忘れずに行います。高齢になると皮膚の保湿能力が低下してきます。入浴後に肌がカサカサしてかゆくなってしまうのはこのためです。保湿効果のある入浴剤(無添加など肌にやさしいもの)を使う、お風呂上がりに素早く保湿剤を塗るなどして対策を。一番風呂は、湯の塩素濃度が高く皮膚への刺激が強いため避けたほうが無難です。一人暮らしの方は入浴剤を入れて対処するとよいでしょう。

       また、脱衣場や浴室の温度と湯温に差が大きいと、ヒートショック(血圧が急激に上下することによって心臓や血管の疾患が起こること)を起こす危険があります。気温が上がるこれからの時期は真冬に比べて危険性は低いですが、それでも入浴前にはお風呂のフタを開けて浴室を温めておくなど、寒暖差を小さくするように心がけてください。

       長湯をすると頭がボーッとしてくる〝のぼせ〟は激しい運動をした状態と同じなので非常に危険です。のぼせる前に上がるようご注意を。

       安全な入浴習慣で健康を手に入れましょう!




    • まとめ

      湯に浸かる入浴を積極的に!

      1. 「血行改善」「リラックス効果」「要介護リスクの低減」の3つの健康効果が期待できる
      2. 心拍数が上がるので、運動と同等のトレーニング効果がある
      3. 汗をかく習慣は、熱中症予防に効果的
      4. 肌の乾燥、水道水による塩素対策に、入浴剤は必須
      5. 我慢、無理は禁物。健康状態と安全確認を怠らないようにしましょう

      温泉地に行って、湯治をしたりのんびり過ごしたりすることが難しい昨今ですが、今回お伝えしたことを意識するだけで、自宅での入浴を健康増進に役立てることができます。いつでも、自由に、好みの入浴剤を入れたり音楽をかけたりして、マイペースに楽しみましょう。 よい日々編集 竹村

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田中 佳(たなか・よしみ)先生
医師・ドクターセラピスト。長年、脳外科医として急性期医療の最前線で活躍。しかし病院医療では「命を救えても人生は救えない」と気付き、自然派医師に転身。現在は精力的に講演活動なども行う。著書に「あなたが信じてきた医療は本当ですか?」(評論社)がある。

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