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【読みもの】ドイツ式オーガニックな暮らし 第9回

【読みもの】ドイツ式オーガニックな暮らし 第9回
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  • 【読みもの】ドイツ式オーガニックな暮らし 第9回
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ドイツ・フランクフルト在住
緒方-ヴェストベルグ 美樹さん

 オーガニックビューティアドバイザー。日本人で初・唯一のドイツ・レフォルムハウスアカデミー正式認定「ナチュラルコスメコンサルタント」を取得。著書に『ドイツ式オーガニックコスメのある生活』(BABジャパン)がある。

購入はこちら※ 12,960円(税込)未満の場合別途送料がかかります

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商品特徴

【読みもの】ドイツ式オーガニックな暮らし 第9回

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ドイツ・フランクフルト在住
緒方-ヴェストベルグ 美樹さん

 オーガニックビューティアドバイザー。日本人で初・唯一のドイツ・レフォルムハウスアカデミー正式認定「ナチュラルコスメコンサルタント」を取得。著書に『ドイツ式オーガニックコスメのある生活』(BABジャパン)がある。

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商品情報

2019年10月10日

【読みもの】ドイツ式オーガニックな暮らし 第9回

【読みもの】ドイツ式オーガニックな暮らし 第9回

  • 環境先進国ドイツのジレンマ

    •  洗浄後もべとつく食器、洗濯後シミ汚れが取れない服、肌に浸透しないフェイスクリーム、洗い上がりのべっとり髪……こんなことにならない快適な生活は、洗剤や化粧品に含まれる界面活性剤の活躍に支えられています。界面活性剤は油と水の境目に作用し、本来混ざらない物質を混ぜ合わせ、汚れを落とすという画期的な働きをします。

       世界初の合成界面活性剤の誕生は、実は、当時から化学先進国であった第一次世界大戦中のドイツでした。経済制裁を受けて石鹸の材料となる油脂が不足していたため、石炭から合成した洗浄剤が生まれたと言われています。その後アメリカに渡り、第二次世界大戦後の石油製品や洗濯機等電化製品の普及につれ、世界中に拡がりました。

       しかし60~70年代になると、急激な経済成長の歪みが環境・健康問題として浮き彫りになり、同時にオイルショックによって石油に頼ることの危うさをいち早く察知したドイツは、今度は環境先進国へと舵を切りました。 オリゴ糖の「オリゴ」とは、ギリシア語で「少ない」という意味で、糖質の最小単位である単糖(ブドウ糖や果糖等)が3~10個結合した糖質の総称で少糖類の仲間です。

    批判精神を通して磨かれる環境意識

    •  化学、環境両方の先進国であるドイツのジレンマは現在も進行形です。しかし地球環境問題が深刻化している近年、市民の圧倒的支持を得て、環境に配慮した製品や企業の勢いが増しています。ドイツらしいのは、感情に流されず、批判精神を持ってさまざまな側面から検証を重ねる姿勢です。

       例えば、環境に優しいある洗剤メーカーは、界面活性剤の原料として天然植物由来のパーム核油を用いていますが、原産地であるインドネシア等のモノカルチャー(単一栽培)や、熱帯雨林の伐採を促進しているという批判を受けました。メーカーは認証を得た持続可能な生産であることを証明したり、CO2削減のために原料生産や調達を段階的にドイツ国内に移行するなどしています。企業はこれらのアピールや行動によって、生活者の支持を得ています。エコ企業だから一目置かれるのではなく、常にあらゆる方向から環境への負荷を指摘され、納得のいく説明ができないと、厳しい批判の矢を受けます。

    環境か洗浄力か、ドイツ文化・価値観の中で試される選択

    •  あるテレビ番組で、高い洗浄力を謳ったエコ洗剤と合成洗剤を比べる実験をしました。汚れを落とす能力に限っては合成洗剤が勝っているが、同時に、合成洗剤は素材の表面に傷をつけ、磨耗させる事実を明かしていきます。また街角インタビューでは、4割の人が環境と健康のためにエコ洗剤を選ぶと答えています。ところが、ブランド・商品名を伏せた洗剤で食器を洗うブラインドテストでは、エコ洗剤を選んだのはわずか5人に1人という結果でした。

       実は「洗浄力の強さ」は、環境意識の高いドイツ人をジレンマに陥し入れるポイントなのです。そのジレンマは、私たち日本人の想像を大きく超えるほどです。

       というのは、私自身ドイツでの暮らしが長くなり、ドイツ人の生活に深く踏み込んでから実感したことですが、「清潔志向」はドイツ文化の根幹を成している要素の一つだからです。チリ一つ残さないドイツ人主婦の掃除方法は世界的にも知られており、ピカピカに磨かれた窓やシステムキッチンは、ドイツ人のプライドとも言える大事な価値観です。

       ですがやはり現在、合成界面活性剤をはじめとする化学合成製品が及ぼす環境・健康問題リスクは計り知れません。アレルギーの増加、若年層でも増加しているガン等の深刻な病気、メディアを通して知る深刻な海洋汚染など、さまざまな形で実感せざるを得ない段階にきています。

       ジレンマの存在するドイツであっても、今後はさらに環境最優先の価値観・ビジョンが力を持ち、大きなうねりとなっていくと確信します。

    • キッチンをほとんど使わず、まるでインテリアの一部のように認識しているドイツ女性が多くいます!

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ドイツ・フランクフルト在住
緒方-ヴェストベルグ 美樹さん

 オーガニックビューティアドバイザー。日本人で初・唯一のドイツ・レフォルムハウスアカデミー正式認定「ナチュラルコスメコンサルタント」を取得。著書に『ドイツ式オーガニックコスメのある生活』(BABジャパン)がある。