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【読みもの】脳を作る脂肪、脳を働かせる脂肪

【読みもの】脳を作る脂肪、脳を働かせる脂肪
  • 【読みもの】脳を作る脂肪、脳を働かせる脂肪
 年齢を重ねると集中力が続かない、うっかりが増えた、感情のコントロールができない、などのお悩みを抱える方が増えてくると思います。このような脳機能の低下には、「必須脂肪酸」の働きが大きく関わっています。脳における「必須脂肪酸」の役割について、氏家京子さんにご寄稿いただきました。
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商品情報

商品特徴

食事の油は、脳に大きな影響を与える
 私たちのからだはさまざまな栄養でできています。骨にはカルシウム、筋肉にはたんぱく質由来のアミノ酸がそれぞれ重要なことはよく知られます。では、骨や筋肉でできた全身をコントロールする脳に大切な栄養は何でしょうか? 脳は頭蓋骨のなかで脳脊髄液という液体に浮かびその構造の約60%(特に神経細胞膜の大部分)が脂肪です(*1)。骨のカルシウムや筋肉のたんぱく質が食事から得られるように、脳を作り働かせる脂肪も、妊娠前から死の直前まで食事で摂った油脂に由来します。

 長い間、食事の油が脳に与える影響は大きくないと考えられてきましたが、現代では少し状況が変わってきました。食事の油は脳に大きな影響を与え、ふさわしくない油を食べれば脳に問題を引き起こし、適切な油を良い割合で食べれば脳機能を最大限に高めて維持できることが世界中の研究でわかってきたからです。とくに、油や脂肪を構成する脂肪酸の研究に注目が集まっています。

 例えば「血漿中のオメガ3脂肪酸(必須脂肪酸の一種)が低い成人はアルツハイマー病などの認識機能障害と認知症のリスクが高くなる」、「必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸)不足の子どもは読解力が低く、つづりや聴覚記憶を間違えやすい傾向がある」という報告があります(*2)。
「オメガ3」と「オメガ6」のバランスが重要
 脳の神経細胞のうち、ミエリンと呼ばれる部分の75%は脂肪でできていて、これが神経伝達のスピードを決めます。この構造が悪ければ脳機能にも影響が出ます。神経細胞は他に、別の細胞との結合部シナプスに全身で最も高濃度のDHA(オメガ3)を持っています。これが不足すれば細胞間の交信に問題が生じます。

 脳の構造だけでなく、全身に脳からの指令を届けるメッセンジャーもまた必須脂肪酸から作られます。免疫細胞の活動と停止、血管の拡張と収縮などを制御する役目で、オメガ3から作られるプロスタグランジン3、オメガ6から作られるプロスタグランジン1や2といったメッセンジャーがあり、互いにアクセルとブレーキのように正反対のメッセージを届けるので、調和の取れた脳機能にはオメガ3とオメガ6のバランスが鍵になります。
脳のエネルギー源にも、必須脂肪酸が必要
 全身の大多数の細胞と同じく脳細胞は、その中のミトコンドリアでATPというエネルギー源を作り活動しています。このミトコンドリアの膜にも豊富な必須脂肪酸が必要です。脳細胞の活動で最もエネルギーを使うのが神経伝達で、研究ではα?リノレン酸を摂取しないと脳の神経伝導が遅くなることがわかっています(*2)。脳の構造と機能には脂肪、とくに必須脂肪酸が大切と書いてきましたが、脳を生かすエネルギー作りにもブドウ糖だけでなく必須脂肪酸が欠かせないのです。

 必須脂肪酸は新鮮な未精製の油から摂取し、一般的には成人の場合、オメガ3は4・5g、オメガ6は11gくらいが目安ですが、現代の食環境ではオメガ6が過剰になりやすいため、脂肪研究者のウド・エラスムス博士は自身が開発したバランスオイルのオメガ3対オメガ6を、2対1に調合し1日のトータルバランスを良くしています。この場合、体重25㎏につき、1日に約12 (大さじ1杯)が適量です(*5・6)。

 長年、脳に与える必須脂肪酸の影響を研究してきたシュミット博士は次のように述べています。「あなたをまるごと変えてしまうのがまさに必須脂肪酸だ」
「必須脂肪酸」最新研究 ②
オメガ3は病気のときの不安を軽くする
 オメガ3は不安症状を軽くし、病気や精神疾患がある場合に不安軽減の効果が高いことを国立がん研究センターが解析で明らかにしました(2018年9月15日発表)(*3)。がんの研究機関が栄養の機能、そして必須脂肪酸に着目しているのは画期的なことです。国立精神・神経医療研究センターでもマウスによる同様の研究が行われていて(*4)、脳、神経、精神、情緒、気分など、私たちの人生全体の質に響く分野で必須脂肪酸が重要視されているのは間違いがなさそうです。

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2019年1月7日

【読みもの】脳を作る脂肪、脳を働かせる脂肪

  • #オメガ3
  • #オメガ6
 年齢を重ねると集中力が続かない、うっかりが増えた、感情のコントロールができない、などのお悩みを抱える方が増えてくると思います。このような脳機能の低下には、「必須脂肪酸」の働きが大きく関わっています。脳における「必須脂肪酸」の役割について、氏家京子さんにご寄稿いただきました。

食事の油は、脳に大きな影響を与える

  •  私たちのからだはさまざまな栄養でできています。骨にはカルシウム、筋肉にはたんぱく質由来のアミノ酸がそれぞれ重要なことはよく知られます。では、骨や筋肉でできた全身をコントロールする脳に大切な栄養は何でしょうか? 脳は頭蓋骨のなかで脳脊髄液という液体に浮かびその構造の約60%(特に神経細胞膜の大部分)が脂肪です(*1)。骨のカルシウムや筋肉のたんぱく質が食事から得られるように、脳を作り働かせる脂肪も、妊娠前から死の直前まで食事で摂った油脂に由来します。

     長い間、食事の油が脳に与える影響は大きくないと考えられてきましたが、現代では少し状況が変わってきました。食事の油は脳に大きな影響を与え、ふさわしくない油を食べれば脳に問題を引き起こし、適切な油を良い割合で食べれば脳機能を最大限に高めて維持できることが世界中の研究でわかってきたからです。とくに、油や脂肪を構成する脂肪酸の研究に注目が集まっています。

     例えば「血漿中のオメガ3脂肪酸(必須脂肪酸の一種)が低い成人はアルツハイマー病などの認識機能障害と認知症のリスクが高くなる」、「必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸)不足の子どもは読解力が低く、つづりや聴覚記憶を間違えやすい傾向がある」という報告があります(*2)。

「オメガ3」と「オメガ6」のバランスが重要

  •  脳の神経細胞のうち、ミエリンと呼ばれる部分の75%は脂肪でできていて、これが神経伝達のスピードを決めます。この構造が悪ければ脳機能にも影響が出ます。神経細胞は他に、別の細胞との結合部シナプスに全身で最も高濃度のDHA(オメガ3)を持っています。これが不足すれば細胞間の交信に問題が生じます。

     脳の構造だけでなく、全身に脳からの指令を届けるメッセンジャーもまた必須脂肪酸から作られます。免疫細胞の活動と停止、血管の拡張と収縮などを制御する役目で、オメガ3から作られるプロスタグランジン3、オメガ6から作られるプロスタグランジン1や2といったメッセンジャーがあり、互いにアクセルとブレーキのように正反対のメッセージを届けるので、調和の取れた脳機能にはオメガ3とオメガ6のバランスが鍵になります。

  •  コロラド州の研究者マイケルA・シュミット博士は、必須脂肪酸は「割合」が重要と、事故で腹部を手術し小腸と大腸の一部を失った少女の例を挙げています。点滴栄養だけの生活を数ヶ月強いられた少女は一年未満で数多くの神経症状を現し始めました。手足の無感覚、感覚障害、脚の痛み、目のかすみ、手の震え、すべて神経変性の症状です。10分と歩くことさえできなくなりました。血液検査でオメガ3の一種、α-リノレン酸の低下が判明しました。与えられていた点滴栄養を調べると、オメガ3とオメガ6が誤って1対115で一年近く投与されており、バランスを1対6に修正すると少女の神経症状は消えました(*2)。このように必須脂肪酸とそのバランスは、脳と神経系に大きな影響を与えるのです。

    「必須脂肪酸」最新研究 ①
    不自然な現代食の栄養が脳に影響を与えている
     私たちの先祖は、かつてオメガ3とオメガ6を自然な食材から約1対1のバランスで摂取していました。しかし不自然な現代食の栄養は、1対30にバランスを偏らせていると見積もる研究者もいます。これでは脳の構造と機能を健全に保つことはできません。

    このことは、例えば下記のような症状や病気と関係していると言われています(*2)。
    1. ・激しい攻撃性
    2. ・アルツハイマー病
    3. ・注意欠陥障害
    4. ・自閉症
    5. ・慢性疲労
    6. ・発達遅延
    7. ・うつ
    1. ・記憶障害
    2. ・産後うつ
    3. ・激情
    4. ・読解力障害
    5. ・遅い反応速度
    6. ・脳卒中(予防と回復)
    7. ・暴力
    8. など

脳のエネルギー源にも、必須脂肪酸が必要

  •  全身の大多数の細胞と同じく脳細胞は、その中のミトコンドリアでATPというエネルギー源を作り活動しています。このミトコンドリアの膜にも豊富な必須脂肪酸が必要です。脳細胞の活動で最もエネルギーを使うのが神経伝達で、研究ではα?リノレン酸を摂取しないと脳の神経伝導が遅くなることがわかっています(*2)。脳の構造と機能には脂肪、とくに必須脂肪酸が大切と書いてきましたが、脳を生かすエネルギー作りにもブドウ糖だけでなく必須脂肪酸が欠かせないのです。

     必須脂肪酸は新鮮な未精製の油から摂取し、一般的には成人の場合、オメガ3は4・5g、オメガ6は11gくらいが目安ですが、現代の食環境ではオメガ6が過剰になりやすいため、脂肪研究者のウド・エラスムス博士は自身が開発したバランスオイルのオメガ3対オメガ6を、2対1に調合し1日のトータルバランスを良くしています。この場合、体重25㎏につき、1日に約12 (大さじ1杯)が適量です(*5・6)。

     長年、脳に与える必須脂肪酸の影響を研究してきたシュミット博士は次のように述べています。「あなたをまるごと変えてしまうのがまさに必須脂肪酸だ」

    「必須脂肪酸」最新研究 ②
    オメガ3は病気のときの不安を軽くする
     オメガ3は不安症状を軽くし、病気や精神疾患がある場合に不安軽減の効果が高いことを国立がん研究センターが解析で明らかにしました(2018年9月15日発表)(*3)。がんの研究機関が栄養の機能、そして必須脂肪酸に着目しているのは画期的なことです。国立精神・神経医療研究センターでもマウスによる同様の研究が行われていて(*4)、脳、神経、精神、情緒、気分など、私たちの人生全体の質に響く分野で必須脂肪酸が重要視されているのは間違いがなさそうです。

  • まとめ

    脳と必須脂肪酸の関係

    脳を作り働かせる脂肪は、妊娠前から死の直前まで食事で摂った油脂に由来します
    脳のエネルギー源は、ブドウ糖だけでなく、必須脂肪酸も欠かせません
    必須脂肪酸は、新鮮な未精製の油から摂りましょう。ウド・エラスムス博士が開発したバランスオイルの場合は、1日に大さじ1~2が適量です(*5・6)

    必須脂肪酸などの脂肪を分解してきちんと働かせるためには、さまざまな種類のビタミンやミネラルが必要になります。いろいろな食材からたくさんの種類の栄養素を摂ることができるよう、食事のバランスも大切です。(よい日々編集 竹村)

    1. 脳神経外科疾患情報ページ https://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/007.html
    2. BRAIN-BUILDING NUTRITION, 3rd edition, Micheal a. Schmidt PhD., 2007
    3. 国立研究開発法人 国立がん研究センター https://www.ncc.go.jp/jp/index.html
    4. 独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター https://www.ncnp.go.jp/index.html
    5. FATS THAT HEAL FATS THAT KILL, Udo Erasmus PhD., 1993
    6. http://www.udoschoice.ie
    氏家京子(うじいえ・きょうこ)さん
    食生活・医学ジャーナリスト
    内外の優れた栄養療法・代替療法などを取材、執筆、翻訳、講演。
    著書に『食用油には危険がいっぱい!』など多数。
    必須脂肪酸が豊富な『ウドズオイル』とさば、くるみ、ごまの栄養素がまるごと摂れる、老化防止に役立つふりかけです。最近人気のさば缶を使っていますので、面倒な下処理などをせずに手軽に作ることができます。レシピを考えてくださったのは「新・旬の元気レシピ」でおなじみの栄養士・佐藤信子さんです。

    毎日
    食べよう

    『ウドズオイル』とさばのふりかけ
    材料出来上がり量 約200g
    さば水煮(食塩有) …… 1缶(190g)
    きくらげ(水に戻して) …… 30g
    くるみ(無塩) …… 30g
    生姜 …… 15g
    A しょうゆ・酒・砂糖 …… 各大さじ2
    ウドズオイル …… 大さじ3
    いりごま(白または黒) …… 大さじ3
    作り方
    きくらげ、生姜は細切りにする。くるみは5㎜角に切る。

    鍋にさば水煮、❶を入れ、さばをほぐしながら混ぜる。 調味料 (A)を加えさらに混ぜる。

    火にかけ水分が少なくなるまで中火で混ぜながら加熱する。水分が少なくなったら、弱火にしてパラパラになるまで加熱して水分を飛ばす。
    (混ぜるときは菜箸を4~5本使うと効率的)

    粗熱がとれたら、ウドズオイル、いりごまを加え混ぜる。


    佐藤信子(さとう・のぶこ)さん
    栄養士・料理研究家
    ベターホーム協会料理教室で長年にわたり講師を務め、栄養学、
    調理学、実技を指導。
    企業のクッキングアドバイザーとして、メニュー開発、
    研究員の指導にも携わる。

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